―――――――――――
―――――――――
―――――――

~~♪~~♪



「もしもし?」

『兄貴、今すぐ家にきてくんねぇー!!』

「はっ?お『…プッー、プッー…』」



磨咲飛が電話でそう伝えると一方的に切られた…




「ごめん、俺ちょっと家に行ってくる」

「おい、磨梛抖!!」



呼び止められる声にも反応する間もなく
裕也の家を飛び出した




駅に迎えに来てくれた磨咲飛は俺が来るのを
待ちくたびれた様にベンチにもたれかかっていた…



「兄貴」

「遅くなった、ごめん」

「来てくれただけ十分」

「で、用件は?」

「また、女が来てる…」



ため息まじりで磨咲飛は歩き始め俺はただただ
着いて行った…





.