「そして、これからも働きたい。もっと上を見てみたいと思わない?結婚に焦点を合わせるか、仕事に生きるか。きっと私達は後者なんでしょうね。」





「確かに…。」




学生時代から付き合っていた圭介。最近上手く行ってないのは分かっていたし、いつか終わりが来ると思っていた。



「俺、普通の女の子と付き合いたいんだ。」




昨日その言葉を聞いた時、別れるのが悲しくて泣いたって事もある。