「も~奈央さん、そんな顔しないで。俺だって寂しいの!また連絡するから。ね?」



そう言って私の顔を覗き込むと、額に軽くキスをして慌ただしく部屋を後にした。




私は未だに動けない…



それは彼がイケメンだったからでも、甘い香りにクラクラしたからでもない。