「アサちゃん。オレの為ならなんだってできるかい？そうなんだろう？そうだと言ってくれ」

「あたしとあなた。そんなちっぽけな関係じゃないはず。だってもうあたしとあなた…」

アサちゃんが泣きそうな顔で。まるで顔射が来るのを構えているような顔で僕の胸めがけて飛び込んできた。近くにくるとまたしても香る忌ま忌ましいお花の匂い。アサちゃんの頭頂部がよく見える。僕は女の子を見下ろせるほどの背がないから、初めて見る女の子の頭頂部はなんだか性器を見ているような、異常な背徳感さえ帯びている。そしてお待ちかね。パイオツが僕の鳩尾と正面衝突。いや、でもね。なんていうか。ブラジャーとは女の子が常備している防具なのだなと。ミスリルのよろいというか。残念無念また来週。