「依存しても裏切られるんだよ。裏切られるのがわかってるのに依存する。そんな非合理的なこと、それが人間のサガだからなんていう便利な言葉で片付けてほしくない。だったらあたしは依存さえもしたくない。ペンタゴンは人間が判断できないから依存するというけれど、あたしは魔術で判断する力を手に入れた。気に入らないやつは魔術で消せばいいってわかったの。でも何故?あたし、竜神くんに依存してる…」

あぁ、もう少しでできそうです。猫薬。最近、あたしはウキウキ夢ウォッチングにはまっておりまして、いろいろな人の夢を見てまわりました。と、言ってもクラスメートとかちょっとした身近な人達だけですが。でも皆さん夢というものが曖昧模糊としていて、なかなか見苦しいのでした。あたしの想像としては、より具現化できている夢を見る方には常人にはないイマジネーションが、滝のようにざんざんばらばらと放出されているのではないかと。そしてそういう方は滅多にいないのです。

桜並木さん。

竜神くん。

苫篠くん。

佐々木先生。

この四人は見上げたイマジネーションであることは間違いないでしょう。