大「拭き終わりました。ありがとうございます」



ハンカチを仕舞い、笑顔で私から綺麗になった紙袋を取り、歩き出した大和。




大和が言った




罪人の烙印って言葉が気になる…



大「少し、寄り道して行きませんか?」



大和が立ち止まり、横を向く。



つ「え?…あっ」



見るとそこには、大きな公園への入口があった。


前に矢吹が、美味しいクレープがあるって連れて行ってくれた場所。


私が…勇気を貰った公園だ。




つ「うん。いいよ」



返事をした私と、大和は公園に入って行った。