つ「拭き終わったの貸して?持っててあげる」



大和に手を差し延べると、申し訳ありませんと言って紙袋を渡してきた。




つ「あれ…そういえば大和はいつも手袋してるね」



今渡された時に、白い手袋が目に留まった私。



つ「執事はしなきゃいけないの?」


大「いえ。ほとんどの方はしていません。私のこの手袋は、お嬢様がプレゼントしてくれた物です」



へえー…本郷さんが。


本郷さんの事を好きな時なら、すっごく嬉しかったんだろうなぁ。











大「罪人の…烙印を隠すために」


さ「え?」