つ「大和!……さん」


大「呼び捨てで構いません。つぐみ様」




大和は丁寧に私に頭を下げる。



本当に…こっちが大和本来の姿なんだ。




つ「お買い物…?」


大「はい。お嬢様が予約していた洋服を取りに」





紙袋を良く見ると、確かにブランドっぽい名前が入っていた。




大「もし宜しければ、帰り道ご一緒しませんか?」


つ「良いよ。私も学校に帰る所だったから」




30分を、今の気持ちのまま1人で歩くのは少し寂しかったから…私は大和と歩く事にした。