更「あ」


つ「?」



頭を下げていた私は、足だけしか見えなかったけど、途中で立ち止まったのが分かった。




更「これ渡したかったのよ」


つ「…?」



私は顔をあげ、更紗さんを見る。



更「はいこれ」



小さな白い封筒を私に差し出す。



つ「…これは?」


更「迂闊な行動は駄目よ、つぐみさん?クスッ」




そう言って、更紗さんはカフェを後にした。





つ「何だろ?」



封筒を開けると、沢山の写真が出てきた。




つ「!?」




写真には…私と碧唯が写っていた。




私は急いで更紗さんの後を追う。