午後8時

なぜだろう。。。。
心が震えていない。。。。。

そして、僕はあの女の父親が
きたことによって、なにかが変わったらしい。。

そして、全ては終わったんだ。。。。

そう、思った・・・・・
1年も。。。1年もの恐怖が
彼女を殺した代償。。。

それか、彼女の呪いなのかもしれない。。。

だが、代償だろうが呪いだろうが
僕は、開放された。。。

そう、あの女は死んだ。。
僕は、生きている。。。。。。

そこには、自覚があった・・・・
生きている。。。。。。

そして、ふとある記憶がよみがえる。。。。

桜。。。。。キレイな桜
そこには、手をつないだ2人の男と女がいた。。。
彼らは、幸せそうだった。。。。
。。。。生きている。。。。。。

1998年 4月11日

午前10時44分
秋永駅前

秋永駅。。。
ここは、僕と彼女が出会ったところだ。。。

すこし、回想しようか・・・・
すがすがしい天気とともに
アタリは、1年前に戻っていく。。。。。

市山 勤
高校二年生
趣味 バスケ 友だちと好きな女子について話しあうこと
嫌いなこと 勉強 怒られること
ひと言 こんな僕ですけど、よろしくお願いします!!

1997年4月9日
始業式当日
1人の少年が電車から降りた。。。
「うわっ」
桜が目にはいった。。。
「なんで、こんなに桜がさいてんだよーー
制服についちゃった」

パンッパンッ
制服をはたき桜の花びらをおとした・・

少年は駅をでて
走り出す