男は、覚悟を決めたように言った。。

「娘の。。。娘の子宮はなかったんだ。。。」

この瞬間。。。。。。さらに恐怖が
僕の心をゆさぶった。。。。
動けない。。。
泣き叫びたい。。。。
苦しい。。。。。。。。。。
そして、やっと口を開けるようになり。。

「そ、それはどういうことですか。。。」

男は言った。。。。
「娘の腹にはキズひとつ無かった。。。
なのに、子宮が消えていたんだ。。。
娘の子どもが。。。。」

涙がでてきた。。。
あぁ、僕は何をしているんだろう。。。

ふと、想いがこみあげてきた。。

今は春休み。。。。
普通、今日は雨の日なら
ゲームとかしたり
友だちと電話とかではなしたり
家族と、楽しくメシ食ったり。。。。

嫉妬。。。。

「だから、何だよ!!」
「僕は、あの女が!!優が怖かったんだ!!」
本音がでた・・・・
これ以上、自分から距離をとりたくなかったのだ
もう、永遠と戻らなくなりそうだから
「帰れ!!僕は、怖かった!!
だから、優を殺したんだ!!」
強く、雷が鳴る!!

男は、驚きもせず言った・・・・
「そうか。。。。。。
君は怖かったのか。。」

そして、男は立ち上がり
靴をはき最後に言った。。。

「これは、私が最後にきみに言うことだ。。。。」

「娘の子は、どこへいったのかは知らない。。。
だが、その子の父親はきみだ。。。」
「せめて、その子に対して罪悪感があるのなら
娘の墓にお参りに来てほしい。。。」

僕は、驚いた。。。。
そして、男がドアをあけた瞬間
夕日がさしてきているのが
わかった。。。。
雨がやんだのか。。。