僕は、床にすわり
男と話した。。。

先に話のは男だった。
「なぜ、憂を。。。殺したんだ」
男はそっちょくに聞いてきた。。

その瞬間、すべての記憶がよみがえった。。
憂・・・・
この名を、もう二度と。。間違いでもききたくはなかった。。。

「お答えできません。。。」

男は言った。
「そうか、なら何故
きみはこんなところにいるんだね。。」

僕は、もうガマンできなくなった。。。
自分を封じている何かが砕けた。。。

「僕は、もう。。。もういないんです!!」
強く怒りがこみ上げた。。。

自分にも。。そして、あの女にも
「戻れるハズがない。。。
僕は、毎日が恐怖だ。。。
いつ、殺されるか。。。。
いろんな疑問が、頭を重くする。。。
考えれば考えるほど、自分が自分でなくなる!!」

そう。。。。怖くて怖くて。。。。
だから、待っているのだ
自分を助けてくれる救世主を。。。。
毎日。。。毎日。。。。

男は、おちついた口調で言った。。
「私は、きみを憎んでいるよ。。。
もう、二度と会いたくなかった。。。
だが、今日は自分を怒りという衝動を
おさえてきみにあいにきたんだ。。」

何を言っているのかわからなかった。。
もう、この男は
僕を殺しても不思議ではないのに。。。