「きみはきれいな声だね」
彼は言った。

1998年 4月5日

きたないイス。。せまい部屋。。。
外は雨の音がなりひびいている。。
僕は、古本屋で買ってきた本を読みながら
何かが起きるのを待っていた。。。

・・・・待っていた・・・・・

ふと、窓を見ると
記憶がよみがえってきた・・・・
何故だろう。。。。
涙はでていない。。
なのに、悲しい。。。。。。

これは、心がないている?

午後4時を過ぎた。。。

高校生でありながらやせほそった身体に力をいれ
立ち上がる・・・

古いブラウン管テレビの電源スイッチをいれた。。。
僕は、ただニュースを見ていた。。。

窓の外の雨の音でうまくテレビの音が聞こえない。。。
音量をあげた。。。
ザッザツ ザザー