『亜喜良の事は、ずっと大切にするから、


亜喜良が俺を嫌わない限り、俺は亜喜良から離れたりしない。


約束するよ、だから幸せの続きをしよう。』




幸せの続き、なんか嬉しいかも。




「蔵人、私も幸せの続きがしたい。」




蔵人が嬉しそうな顔をして、私にキスをする。




だから、私も必死に蔵人のキスに答えた。




蔵人の腕の中は、相変わらず暖かい。





私幸せなんだと思う。




蔵人が好き、だからどんな我慢も出来るはず、




はずなんだけど、我慢出来ない。




逃げようとする私の腕を、蔵人が掴む。




『亜喜良逃げないで、目を閉じて、


力を抜いて、俺の事だけ考えて、


大丈夫だから俺を信じてほしい。



亜喜良はいい子だ。』




亜喜良はいい子だと、囁かれ、体中の力が抜けた。




これが幸せなんだね。




私の頬に一筋の涙が伝う。