「知ってる。昨日の夜…遊佐から電話きたから…

俺もまだ…別れられないでいるし…。」

「…そうなんだ…。」

それしか言えなかった。


私が別れてないのに

薫を責める事なんてできるわけがないもん…。


繋いだ手を

離した。