(ど、どうしよう…指が太くてハマらないなんて恥ずかしくて言えないよっ)

あたふたしてる私を見て

声を殺して遊佐が笑ってる。

「違う違う…それね小指につける指輪なんだ」

「こ、小指に?」

恥ずかしくて

顔が熱くなっていくのが分かる。

だけど

ちゃんとハマった指輪を見せると

「やっぱり似合う」

照れ臭そうに笑った遊佐が

可愛く思えたよ。