「これ…私にくれるの?」

「うん。開けてみて?」

細いぴんく色のリボンをほどいて

箱を開けると

ハートで列なった

小さな指輪。


「クリスマス。二人きりになれなかったお詫び」

「もらって…いいの?」

「もちろんっ!優夏さんにプレゼントしたんだから」