「大丈夫…まだ、優夏さんにプレゼント渡してなかったし…」

「プレゼント?」

「うん。…待ってて」

遊佐は部屋に行き

両手を後ろに隠して戻って来た。

「優夏さんのために一生懸命選んでみたんだ…」

「な…何?」

遊佐が差し出した

小さな箱。