「うるせーなー！！お前らはいちいち声がデカいんだよ…。」


「秀治っ！俺は聞いてねえぞ？そんな話！！」


「そりゃ、言ってねえからな。」



秀治は何事もなかったかのように、私のとなりに座ってきた。


は？
意味分かんないでしょ！！
何で私の横、？？



「は？何で横に座るわけ？？」


「遥の横に座ったら、慎に殴られるんですけど……」


「じゃあ、もっと離れた所に座ってよ。横に座らなくてもいいでしょ。」



私は当然のように、秀治に言ってやった。

これが本音だし…
まあ、いいでしょ。



「先輩達に迷惑だろ？？まとまって座らなくちゃ。」


「私の迷惑は考えないわけですか。」


「迷惑してんの？ひでえなー。幼馴染みに対して、それは無いでしょっ！！」


「この馬鹿ザルが。幼馴染み、幼馴染みって言わないでよね？？」