結局、答えは見つからず私は音楽を聴きながら駅のホームへと向かった。
長く居すぎたのか、辺りはほんのり暗くなっていた。
おばあちゃんの家で夕飯も済ませ、後は帰って寝るだけ。
もう、彼の事は深く考えないことにした。
なるようになれだ。
彼は、紗月の彼氏に変わりない。
それは受け止めなきゃいけない現実。
私がどう足掻いても変わらないこと。
なら、私はそれを受け止めるしかない。
それが私に出来ること。
そう思うしか出来なかった。
逃げてるだけなのかもしれないけど、そう考えるしか出来なかった。
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