「さすがだね」
「何が?」
そう考えたら、私はすごい人と付き合ってるんだなって思った。
それに本当に私でいいのかと思った。
私なんてなんの取り柄もない普通の女。
彼ならもっと可愛い子が合うのに…。
自分で言って情けなくなる。
少しジェラシーを感じる。
やっぱり嫌な女だなって思った。
「もしかして、妬いた?」
「!!!」
ずばり当てられてしまい、顔が真っ赤になっていく。
最悪だ。
そう思っていたら彼が私に抱きついてきた。
「…んとに反則だな」
「へ?」
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