どうやら、気付いていたらしい。


弟にアイスを買わせに行ったのも、きっと話すためだと思う。


いつだっておばあちゃんは応援してくれている。







「おばあちゃんに隠し事はできないね」


ははっと笑ってみせた。





いつも私が言う前におばあちゃんが気付き、声をかけてくる。


いつだって私を見ている。


それがすごく嬉しかった。









「別れたんだ。やっぱり諦められなかった」




夏休みにあった出来事をおばあちゃんに話す。


おばあちゃんは何も言わず、黙って聞いてくれた。