「…親からいくらでももらえるんです俺…」

「おおうっさりげなくお坊っちゃん発言かい」

「でもそれじゃあ格好つかないじゃないですか…」

「まぁ、そうだな…」

「自分で稼いだ金で彼女に初めてのちゃんとしたプレゼント、あげたいんです」

俺は…智葉に何かプレゼントをあげるということをしたことがなかった。

「よし、採用」

「えっ…いいんですか!?」

「なんだ?嫌なのか?」

「嫌…そんなことないです…」

「だったらいいだろう
早速…」

「えっ今日からですか!?」

「今日人手足りないんだよね
いいじゃないか」

なんかこの店長って…。


「はいこれ制服」

な、なんで準備済み?

「店長終わりましたぁ?」

あ、さっきの…。