「約束したんです。彼女と…
彼女今遠く(多分)にすんでて、この前久しぶりにあったんです。」

智葉のことは…一目でわかったよ
どんなに変わってても…
俺は君を見つけ出せる自信がある。

「それで彼女は俺が大学卒業頃にまた会いに来るって…」

店長は一切口をはさまずにこちらをまっすぐ見て真剣に聞いていた。

「また会うときに彼女の気持ちが…そういう風になってたら…ってときのために…」

濁して言う俺に店長はニヤリと笑い初めてそこでつっこんできた。

「そういう風って?」

その表情(かお)、わかってるくせに…

「……」

「なんだ?恥ずかしいのか?
恥ずかしいなんて言ってるんならお前には無理だ。
考え直せ」


心を、突き刺されたような気がした。