え、え…えぇぇぇぇぇ

な、何今の!?

「もしよかったら…俺と一緒に逃げてください」


え、え?

混乱するよぉ!

でも…
ねぇ、自惚れてもいいですか?

「はい」

あたしはこう思うよ…

あなたの精一杯のプロポーズだって。

たかが高校生の小さな約束かもしれない。
でも、今のあたしたちにとってはとても大きな約束。

大好き
大好き
それだけ…
他のモノなんていらない。
大好き
それだけでいいの……。

それだけで、充分だから。

「智葉は俺の事好き?」

「別にす、好きなんかじゃないわよ!!」

あ、またやっちゃった。
でも顔赤いし説得力は無さそう…。

「そう」

ふぅん
と呟く想

あれ?意外…。

「嫌い?」

「べ、別に嫌いじゃな…い、よ?」

ってこれじゃあ普通みたいじゃないの!
あ~~~!もう嫌!
なんで素直になれないのぉぉ!