うわぁ今日も海きれい!
「海入ろ!」
隼ニの手をとり海まで走る。
「李亜」
「ん?」
パシャ
水が飛んできた!
「あー隼ニやったなぁ」
パシャ!
あたしもやり返した。
「あっちも行ってみよ!」走り出す。
「まて、李亜」
追いかけてくる隼ニ。
「待たないもん」
「じゃあ捕まえてやるからな!!」
「きゃ」
思いっきり引っ張られ隼ニの中に吸い込まれる。
「俺から逃げられると思うなよ!」
「ぜってぇ話さないからな!」
「ほんとに?」
「ほんとに!」
ぎゅっ。
強く抱かれた。
隼ニの大きな体に包まれた。
たくさんはしゃいだ。
「たくさん歩いたぁ」
「そーだな!」
「俺昼ごはん買ってくるな。ここで待ってろよ」「うん待ってるよ」
隼ニはあたしの頭を撫でて売店の方に歩いて行った。