周りに、どれだけの人がいて、
誰に見られていようとも…


その時の二人には、どーでも良いといった感じだ。



まさかそれを、


「あー!…(あの野郎〜!)」


佳菜子のお気に入りのスーパーの店員が見ているなんて…


(なにもこんな道端でイチャつかなくたって…くそっ!)


しかもそれを、


(…あの男に騙されてんじゃねーのか?)


どんな気持ちで見ていたのかなど知るワケもなく…


(調子良さそうな男だよなぁ…)



どこで、誰に、どう思われているのかなんて…

実際、会って話してみなければ、分からないモノなのです。



もしかしたら、どこかで、誰かがあなたに恋してるかも……