「しょうがねぇ、俺が責任とってやるよ!」

「!…責任とるって…例えば?」

「おまえに代わって、俺が片桐くんと話つけてやってもいいし、」

「…あとは?」

「え、あ…愚痴だって聞いてやる。なんなら、慰めてやってもいーぞ!だから、大船に乗ったつもりで」

「バカじゃないの!」

「なんだよ!けしかけたからにはそのくらい責任とるよ!」

「…ぷっ…あはは…ありがと!」

「な…なんだぁ?」

「いつも心配してくれて…心強いと思ってさ!」

「あぁ…」

「ホント、あんたに救われたコトいっぱいあるね!」

「そんなこと」

「ねぇ?!」

「ん?」

「これから先、遠く離れても…私のこと助けに来てくれる?」

「…カナダってこと?」

「とか、海外。」

「そりゃぁ…ナイな。」

「…」

「その時は、さすがに俺も、おまえから解放されてるよ。」

「…そっか。」

「ん。」

「…それって…なんか、寂しいかも…」

「!?」

「…今までのようにはいられないの?」

「…難しいだろうな。」

「なんで?」

「それは、」

「ただの幼なじみだから?」