「ちょっと、紫苑ちゃん!
その冷めた目!
今酷いこと考えてたでしょ!!」
「…そんなことないよ」
内心なぜ
わかったのだろうとか
思ってみたり…
「まぁ いいや☆
早く帰ろー」
茉希がそう言って
私たちは教室を後にした
茉希とあれこれ話ながら駅に着いた。
一緒に帰ろうと言っても
茉希は隣町から電車で
来てるから
駅までなんだけどね
私の家は駅前通るから
毎日茉希の見送りなのかなって
思ってみたり…
嫌なわけじゃないよ…うん
なんて思ってる間に
「紫苑ちゃんーまたね☆」
「うん。明日遅刻しないようにね」
なんて言って私は
家に帰った。