「こ、この方は沖田隆斗さんといって…」
「沖田隆斗ぉ?なんだ日菜の彼氏か??」
「ち、ちがっ!?」
また妨害されてるよ…
「違いますよ」
「日菜!兄さんは許さんぞ!まだ未成年じゃないか!!」
未成年って、別にタバコ吸ったり、酒飲んでるわけじゃないじゃんか。
「大体、この男のどこがいいんだ?何処にでもいる普通の凡人男じゃないか!」
どうせ俺はただの凡人男ですよ…
「そ、そんなこといわないで!!」
「え?」
俺だって呆気にとられた。
「彼は普通の男性です、でもとても優しいんです!!」
おーい、それは勘違いされる言い方だぞ?
「そうか…そこまでコイツのこと好きなんだな?」
ほらな…ちったぁ言い方ってのを考えろよ。
「え?違います!!彼は…」
「何が違うんだ!!」