「あー…
それは直してほしいけど……
なんでグレデレラなわけ?」



「はぃ?」



「私の正しい名前、教えたはずだけど……聞き間違えにしては
グレデレラとシンデレラ似てないし、聞き間違えないと思って」 


「あー………それは……」



メイドの目が泳いでいるのをシンデレラは見逃しません。




こいつ……

何か知ってるな?




「「それは」なに?」


「えっと………」


「えっと?」


「そのー…」


「「その」なに?」


シンデレラはメイドを追い詰めるように問いつめていきます。


一方、メイドは
シンデレラからの威圧感で負けそうになっています。

やや涙目。
ちょっと可哀そう……