「りんーーーー!!!!!!」


そこには目を潤ませた奈菜がいた。





「どーしたの?」


聞くまでもなかった。




「しゅん君に告白されたの!!!」




「そーなんだ!!!良かったじゃん」








・・・・なんだ・・・私が奈菜を呼び出さなくても・・・




・・しゅん・・・ちゃんと告れてんじゃん・・・。







「でね・・・・俺のことしゅんって呼んで!って」



「奈菜・・・嬉しくて死にそう」






唯一私だけが しゅん って呼んでいた。






「じゃあ付き合うことになったんだ」


「うん!!!」


「今日から一緒に帰るの!!!」



「じゃー私はお邪魔虫だし先に帰るね」



「・・・・ごめんね・・奈菜達に気使わなくていいからね?いつでも3人一緒だよ」


「分かってるよじゃね」










痛い・・・・辛すぎて・・・・・いたい。





ppp・・・ppp・・・




      着信:しゅん




「・・・・はい・・」



「あっ凛?俺しゅん!!!見事奈菜に告った!!!しかもその場でok俺今サイコーに嬉ー」


「・・あはは・・・バーカ・・・フラれないように気をつけなさいよ・・奈菜泣かしたら私が・・・・しょう・・ち・・・しないんだから・・・っ・・」



「凛??どした・・・・・お前・・・・泣いてんのか???」


「・・・・・そんなことあるわけないじゃん?じゃもう切るね」



ピッ








私・・・・何泣いてんだろ・・・・


自分でした事なのに・・・

自分が悪いのに・・・・


結局私・・・自分でもがいて空回りしてるだけじゃん・・・。


イヤ・・・もがいてもないか。



「2人が両思いになってよかったじゃん」




「ふっ・・・・・んっ・・・・ひっ・・・うえっ・・」



泣きたくても・・・・・泣けないよ・・・・。


誰か・・・・・助けて・・・・・。