[ren]



「ねぇー蓮!!!今日こそは遊んでよね!!!!」


「えー…また今度ね」


「じゃあじゃあ昼ご飯は?それぐらいは一緒にいようよー」


「あっ俺用事あるから!」


「なんか蓮…3年になってから全然相手してくんない!」


「わりーな」



テメーらカスなんかより凛のほうが無限大にいいっつの…。



俺はいつもの場所に行った。



いつも凛が居る場所。



俺はそっと重い扉を開けた。




「?………凛」


「蓮っ……?」

そこにいたのはいつもの笑顔じゃなかった。



なんでまた泣いてんだよ…!?


「どーしたんだよ?!なんで泣いてんの?」


「………。」


「黙ってたらなんもわかんねーよ!!」




「!?」ビクッ




俺のバカ!!ただでさえビビってんのに、よけいビビらせてどーする?!



「悪い……きつく言い過ぎた」


凛は無言で首を横に振った。



「しゅんが…大崎が……」


「みんな………私から離れてく…………皆いなくなる…………ヤダ…」




「…………凛??」



「だれか………ずっと私のそばにいてよ……居なくならないで……」



俺は凛を強く抱きしめていた…………。







凛と俺の感情が







同じだとおもったから。





「大丈夫………俺はどこにもいかねーよ」





俺は相当凛に夢中らしい。


この世のすべてが壊れても




凛だけは離したくないと思った。