かかりつけの病院から大きな病院にまわされ、検査を受けた隆也。







『このまま熱が下がらないようならば、今夜がやまになります。…覚悟しておいて下さい。』




突然のことで、私は動揺しながら、孝治に連絡をした。







でも、孝治は仕事を変わってもらおうともせず、結局普通に夜遅くに帰ってきた。




私はこの時初めて、孝治への不信感を持った。





医者に、自分の子どもの命が危ない…と言われているのに……と。