『督促状だよね?こういうの嫌だって言わなかったっけ…?』 『払うよ。』 この頃から、お金にルーズになり始め、それからは孝治に来る書類等には目を通すようになった。 それでも、引っ越しもして一軒家に住みはじめ、沙知絵の運動会などにも参加してくれている孝治に私は満足していた。 姉弟喧嘩はちょくちょくしつつも、仲良くすくすく育ってくれている子どもたち。 私はとても小さな幸せを感じていた。