ある日。 風邪気味の沙知絵を病院に連れて行き、お医者様から薬を飲ませる針のない注射器と薬を貰ってきた。 沙知絵は体が弱く、すぐに風邪をひく子だった。 『お洗濯物干してくるから、ちゃんと見ててねー!』 『はーい!』 梓は沙知絵が可愛くて仕方ないようだ。 『梓これ洗っちゃったけど良かった…』 いつも通りのやりとり…で、私は目を疑った。 『梓!今すぐに出しなさい!!』