その話を聞き、父も手を握り頼んだ。 『絶対に幸せにします。』 孝治はこの時、父に幸せを約束した。 ------------- その日の午後。 私たちと母は話し合い、父に結婚式に出てほしいからという理由で明日、式を挙げる事に決めた。 その式を挙げるために、式場やら何やらの予約に私たちは走り回った。 『どうにか決まったね…!少し病院からは距離があるけど…それでも決まって良かった。』 『あぁ!良かったな。』