私よりも少し若い女の子が、サラダを取り分けながら、話はじめた。 『え?そうなの?私の家が、熊川さんと?』 『いや~そうなんだ!俺も南さんと家が近いなんて知らなかったわ!』 私たちは、顔を見合わせて驚いた顔をした。 話しているうちに、本当に近いことに気が付いて、お互いに笑いあった。 『熊川さんって、凄くモテますよねぇ。彼女とかっているんですか?』 その子は、孝治にボディータッチをしながら聞いていた。