私と沙知絵と孝治は、近くのホテルに泊まって、また明日病院に行くことにした。 ------------- 『孝治?大丈夫?』 沙知絵が寝たあと、髪をかわかしながら孝治に聞いた。 『うん。大丈夫。お父さんの気持ちわからなくもない気がするし。娘を思わない父親なんていない気がするからさ。』 『ありがとう。』 『いいえ!明日、お父さんとまた話をしてみて、俺自身の気持ちももう少しぶつけてみる事にするよ。』 『うん!』