孝治のちょっと強引なところにも、気が付けば私は、ひかれていたみたいだった。 沙知絵?孝治が父親役でも、沙知絵は……大丈夫かな? 沙知絵、あなたは幸せになれるかな…? 私はそこが一番、不安で仕方なかった。 『俺が…幸せにするから。俺が、お前も沙知絵ちゃんも、ちゃんと守ってくから……。』 孝治はそういうと、私の唇にそっとキスをした。 ------------- 次の日。