私が孝治のアパートの前に車をとめると、孝治は見事にゴミ捨て場で朝を迎えていた。





はぁ……。




夏だったこともあり、外で寝てても平気っちゃ平気だが……。







『熊川さん!熊川さん!起きて!ここ家じゃないし……朝だよ?!』





『ん…?』




寝ぼけた孝治に、もう一度、体をゆすりながら、




『もう、朝なんだってばー…!!ここは、家の前のゴミ捨て場なんだけど…?目、覚めた?』




私は声をかけた。