優越感を通り越して、吐き気がするほどの嫌悪を感じた。

他人に依存しなきゃ自分の存在を確認できない人間が、何より嫌いだった。

僕が口を開くのも嫌になるほど、呆れていると、彼女は今まで溜め込んでいたものを吐き出すように、自分の話をした。

彼と初めて付き合ったこと、幸せだったこと、浮気されて捨てられたこと。