花摘み…とは言い難いそれに笑みを浮かべ、家路へと急ぎます。 その時――――― 「イヤー!止めて!触んないでっ!!」 森に響き渡る亜耶の叫び声。 その声に愁の足も止まり、振り返えりました。 三人位のいかにも柄の悪い男達に囲まれる亜耶の姿。 普段は強い彼女も所詮は女。 数人の男には敵いません。 「震えちゃってる?可愛いね」 「………」 「さっきの威勢はどうしちゃったのかな?」 「………」 「大丈夫だよ」 「………」