―――――――好き??…なわけない。

…絶対…違う。




「…く?みくー??」

「えっ!?あっごめんっ」

「んーん。いーよ」

そういって翔があたしの手を握った。

えっ!?手ぇつないでるっ!!

「いや??」

翔の顔がちょっと赤くて。照れてて。

嫌じゃない。全然嫌じゃなくて。

ってかむしろ嬉しいくらいで。

あたしは首を横に振る。

翔は嬉しそうにちょっと笑った。