腕の痛さを我慢しながら歩いて、なんとか
学校に着いた。

学校に着くなり、連れてかれたのは体育準備室。

ほのかに日差しが入っているだけで薄暗い。

掃除されてないのか、ほこりだらけだ。


体育準備室に入るなり、鍵をしめた。

それからあたしは乱暴に押されてマットの上に倒された。


今からなにをされるのかだいたい予想ついた。

今からあたしはタクに償いをしなきゃならないんだね。

受け止めようにも、目が怖い。

顔が怖い。

全体が怖い。

あたしの身体を震え上がらせる。


「タ…タク…っ、怖いよ」

「今から…刻み込んでやる」

そう言って、あたしの上にまたがった。

乱暴にブラウスを引きちぎった。

スカートも一気に下げられて、下着姿。


「今から俺を刻み込んでやる!」

「タク…っ!やだぁ、やめてえぇ!!」


タクが束縛心強いことは知っている。

けど、これほどまでとは…。


「はあ…紅香…っ」

「痛い痛い…っ痛いよ……タク……タク…痛い…っ」


痛いと訴えかけたら、やめてくれる。

なんて甘いことを考えてしまった。

でも、実際はエスカレートしていった。


涙でいっぱいな目でタクを見る。

光のない、目…。

光の失った目…。


全部、あたしのせい。

もしかしたら、タクはあたしが思った以上にあたしを愛してくれてたのかもしれない。


ごめん…、タク。

ごめんね…。

涙は止まることを知らず、

流れてばかりだった────…。