「巫女…お前は何故
命を捧げる?

仲間の為か?
仲間はお前を忘れた
ではないか」




そうだ……


あたしの事をもう…
みんは覚えてない





また涙が溢れた






「可哀相よのう…
母親さえ失い
お前の頼る者は何処にある

父親さえお前を
巫女としか見ていないだろう

神無月の者全てが
お前の死を願ってる」







あたしが死ねば
皆が助かるから……







あたしだって…




死にたくなんか……