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「か、仮入団のリナです。宜しく」

人前に出るのが慣れて無いんだろう。
顔を真っ赤にさせてみんなの前で自己紹介をした。

「え、嘘！女の子？」

俺の隣にいるサヤカがリナを見て驚いた。

「カイ、なんで？」

サヤカは久々に俺の前に姿を現した。
入院してた時は毎日来てくれていたのに。

どうして、とは聞けなかった。

「まぁ、色々とな」
「そっか…」

サヤカは寂しそうに笑った。


「カイ、そういえば髪色戻って来たんじゃない？」


俺の銀髪。
少し黒がかって来ていた。