突然俺の前に現れて。
んで、チームに入りたい?

つか紅連隊って何なの。
俺、知らねーし!!
そこの頭の妹とか言われても!!

俺が何も言わないでいるとルイが口を開いた。


「リナって言ったよね?目的は何?」

「…お兄ちゃんに暴走族を抜けて欲しいだけ。だから私が敵対するチームに入ってお願いしたらお兄ちゃんも折れてくれるかな、って」

「何?そんなことのために?」

「だって…」

リナは俯いた。


「OK、分かった、仲間入れよ」
俺はリナに向かって言った。