「お~い、タツ」

ぎゃぁ。

晴弥はニヤリとして、一階からタツを呼び出す。

嫌だぁ。私、逃げなくちゃ。

ヘッピリ腰になってると、晴弥はタツを椎名ちゃんの前に突き出した。




「ブータンの友達と、一緒に買い出し行ってくれる?」

…へ?

タツはニコッと笑って、ラジャーって答えてる。




あらら。

私じゃないんだ?




…良かったぁ。




椎名ちゃんはご機嫌になり、タツにも晴弥にもニコニコ笑顔になる。





椎名ちゃんもゲンキンだけどね。






「じゃあ、とりあえず…。クラスのみんなには、帰ってもらうかな。

タツ、買い出し終わったらブータンの友達と二人で戻って来いよ。四人で打ち上げしよーぜ」


…まじっ?





きゃあっ。





ヒロ…





やっぱ最高っ。