一度までならぬ、二度までもっ!

晴弥と一回もキスしてないのに…

私はまたタツとチューするわけっ!?






ゴン!




「痛ぇっ!」




気付いて見れば、タツの顔面が私の横の壁に食い込んでいた。





…あれれれれぇ?






「お前なぁ…。場所をわきまえろぉ?誰かに見られたらどーすんだよ。ったく、アイドルの自覚ねぇな」



は…

晴弥ぁ~っ!






「オレはいーの!一年仕事セーブするし、次に出てく時は、シンガーソングライターだし?」

「…あのなぁ。それまでスキャンダルには気をつけろよぉ?タツは実はロリコンでした!とか書かれんなよっ」

「ロリコンじゃないっつの。タメじゃん。オレが小春ちゃんと付き合って何もおかしくないし?」

まぁ…そうだけど。

でも、それはないよ。